画像検査のメリットについて

 

 

慢性的な症状には、何か原因があるはずです。

 

時々巷で見かけるのが、腰痛の原因は腰ではありません??

『○○です!足です、大腰筋の緊張です、内臓からです』

といった、キャッチコピーのようなものを見たり聞いたりします。

 

確かにそういうこともあるでしょうし、少なからず腰痛に影響していることもあるでしょう。

 

 

ただし、多くの慢性腰痛の患者さんの画像を確認させていただくと、何かしら腰椎周辺に問題があることが確認できます。

45歳以上の第5腰椎椎間板に関して、「正常な椎間板は0%」と書かれている文献もあります。

慢性的に腰痛がある場合には、一度MRI検査などをして、ご自身の痛みの出ている部分、腰痛であれば腰椎を確認していただくことが望ましいです。

 

正直に申し上げて、治療する側の視診や触診には限界があります。

医師、治療師側は、症状の原因を自分の知識、経験値、得意分野に当てはめがちになるのは否定できません。

 

よく、『歪んでいる・骨盤がずれている』と、訴えられる方がおられますが、

そのことは、重要な要因ではありません。

仮に歪んでいたとしても、痛みを回避している姿勢(疼痛回避姿勢)により結果、歪んでいることが多く、そこにフォーカスして、歪み・ズレを治そうとすることは、逆にリスクが伴います。

歪みを治すのではなく、一つ一つの椎間関節か正常に機能し、痛みが緩和していくに伴い、歪みが改善していくケースが多く見られます。

痛みがなく、正常な神経の働きと関節の動きを獲得すれば、自ずと関節が良い位置に納まっていき、椎間板の状態が良くなっていく結果、歪みが改善するのです。

 

 

視診や触診では、診る側の経験や知識による主観がかなり影響し偏りがちになるので、客観的、視覚的に確認できる情報は、あった方が患者さんにとっても有益なことだと思います。

症状の原因部位を認識し、正しくアプローチすることで、早期改善の近道になっていきます。

 

 

 

 

 

 

当院では画像検査することはできません。

状況によっては、病院をご案内いたしますので、ご相談ください。

 

レントゲン写真や診断書をお持ちの方はぜひご持参下さい。お一人おひとりの痛みのレベル、状態に合わせた施術を実施していきます。

近年医療機関では、レントゲンのデータをCD-Rで提供が可能になってきておりますので、医療機関にてご確認下さい。

理由を聞かれた場合は「自分の経過を記録しておきたいため」と伝えるだけで大丈夫です。

 

画像がなくても、もちろん構いませんが、報告書、検査画像、または患者さんがスマートフォンなどで撮影された画像を見せていただくことで、より正確に、かつ的確にアプローチすることで、多くの結果を出していると自負しております。

 

当院は病院ではなく、カイロプラクティックの理論に基づいた整体院です。病院ではありませんので精密検査はできませんが、その代わりお身体の状態を丁寧に、各種検査(カウンセリング、視診、姿勢、関節の可動域、神経学・筋力・整形外科的テスト、予防訓練指導など)を行ないます。

初回はお時間が少し多めに必要になりますが、お身体の状態を把握するためにいろいろと見極めていくことが必要です。

その原因をしっかりと考え、今後の方向性を決めていく大切なことですので、私に少しお時間をください。(60分〜100分前後)

画像をご持参いただいた場合は、精査する時間が欲しいので、さらに長めになる場合がありますのでご了承ください。

病院ではできないことを、とことん膝と膝を付き合わせて追求できることが、当院の強みだと思っております。

 

困っている人の力になれれば幸いです。

 

 

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