椎間板ヘルニア7

椎間板ヘルニア7 (50代男性)

(激痛/耐え難い痛み)

 

57歳 男性 デスクワーク

 

以前から腰痛はあったが、8日前から強い腰の痛み右足の痺れが出る。原因は不明。

マッサージや整形外科に行き、投薬など治療するが状態が上がらず、当院へ来院される。

 

とにかく耐え難い痛みによる苦痛、安静時には痛みが軽減されるが、楽な姿勢が限られてしまう。

(両方に松葉杖で来院)

 

 

初診から1週間に3回の通院で苦痛度が半分になる。(2回目には松葉杖1本)

20日後の9回目の時には、だいぶ症状は軽減し少しずつ運動しようか?という状態まで回復。(杖なし)

2ヶ月19回の通院により、痛み痺れは消失。

 

私の見解

初診時にMRIを見せていただいた時は、L4・L5の椎間板は変性しているものの画像上は手術の対象では無いと感じたが、とにかく痛み痺れが尋常ではなかった為、手術の選択もありでは無いかと思った。

本人の強い意志と希望により、「手術しない方向で必ず治す」といことで、頑張って通院され、想像以上に早く効果が出て、通常の生活に戻ることができた。

 

では何故、画像上は大きな問題では無いように見えて、症状が強かったのか?

レントゲンやMRIで正常な椎間板と思われるケースでも、線維輪に亀裂が入っていて、痛みの成分である髄核が少しずつ漏れ出している場合や椎間板周囲組織の炎症によるものではないかと考える。