水中歩行は大きな効果と恩恵を得ることができる、とても良い運動です。
浮力は水中での動きを助け、支え、逆に抵抗します。損傷したり弱くなった身体に重力がかかる為に、
残念ながら陸上では出来ない関節の動きを、水中で可能にします。
浮力があることで、陸上に比べ、関節に係る重力負荷は6分の1になるので、安心して運動ができます。
水圧は末梢血管を体の中心へ移動させる力となり、浮腫にも効果があります。
浮力が関節を支えるので緊張が解けて痛みが和らぎます。
最初は浮力に助けられた運動、支えられた運動、後に抵抗した運動ができるようになり、徐々に身体機能が活性化され向上していきます。
陸上での運動が厳しい人、荷重が係ると歩けない人、痛みや神経機能の低下で思うように動けない人、骨粗鬆症、怪我や手術後、関節の変形、運動不足・・・などなど
いろんな方にお勧めします。
特に効果が期待できるのが、関節リウマチ、変形性関節症、その他、関節炎を患っている人です。
水中での運動、身体を動かすことで血行が促進され、身体機能、脳をはじめ神経機能も活性化し、関節の可動域を向上させ、背骨が安定します。
関節は消耗品なので、加齢とともに摩耗します。
それに対し、どう向き合うかが大切なのです。
私見ですが、水中での運動は陸上の運動に比べ、骨を弱くするイメージがありましたが、実はその逆で、水圧が骨に刺激を与え、強くします。
特に幼少期に水泳経験のある方は、骨がしっかりしています。
重度の変形性でも、水中歩行の習慣がある人とない人では、明らかに日常生活動作に差が出ます。
是非がんばって、チャレンジしてください!
自信を持ってお勧めします。