強い腰痛および椎間板ヘルニア
40代 男性 教員
主訴:
・持続する腰痛、違和感、張り感
・右下肢における痛み及び痺れ
既往歴:
・過去に複数回の急性腰痛(ぎっくり腰)を経験
・20年前に右下肢の強い痺れをきっかけに椎間板ヘルニアの手術を受け、痺れは改善したが違和感が残る
・その後、疼痛と緩解を繰り返し、マッサージなどで対処
・10年前から年1〜2回の急性腰痛と慢性的な腰痛が続き、日常的にコルセットを使用
最近の変化:
・1週間前の旅行後に腰痛が悪化
診断評価:
・殿部および大腿後面の筋肉に緊張を確認
・脊椎の可動性が全体的に低下、特に胸腰移行部の機能低下が顕著
・腰椎の配列に異常を認める
治療のポイント:
椎間板ヘルニアおよび胸腰移行部の問題、脊柱起立筋の過緊張
治療経過:
週1回の通院を続け、半年後には腰痛が大幅に改善
1年後には疲労すると筋筋膜の張り感があるものの、日常生活に支障のない良好な状態を維持し、コルセットを外せるようになった
手術を含めた治療オプションを検討する症例であったが、患者様の持続的な努力と通院により、時間はかかってしまったが回復に至った
今後はより迅速な回復を目指して精進します